小規模事業者持続化補助金を活用した小さな会社のブランディング・広告宣伝を行う
ブランディングデザイン事務所 Brand Design TSUMIKI 代表の廣里隆明です。
従業員20人以下の小さな会社が、自社の販路開拓(ホームページ・チラシ・ロゴマーク・動画・パンフレット制作など)に活用できる人気の補助金【小規模事業者持続化補助金】の特別枠が2021年度も創設され、3月から受付を開始されることがアナウンスされました。
新しい特別枠の名称は【小規模事業者持続化補助金 低感染リスク型ビジネス枠】に決まりました。
小規模事業者持続化補助金 低感染リスク型ビジネス枠の概要


経済産業省(中小企業庁)が実施する「小規模事業者販路開拓支援事業」の事業で、小規模事業者(従業員20名以下)のホームページ・パンフレット・プロモーション動画・看板などを制作した販路開拓費の経費【3/4】を国が補助してくれるものです(補助金なので、返済する必要はありません)。
全国385万の中小企業の9割を占める「小さな会社」の売上げ・雇用を活性化させ、地域の経済を活性化させることが目的で7年前から実施されており、2020年、コロナの影響を受けた中小企業を救済するために補助額がこれまでの【50万円】から【100万円】に引き上げられた「小規模事業者持続化補助金 コロナ特別対応型」が創設されました。
「コロナ特別対応型」は2020年度に事業は終了となりましたが、その後を引き継ぐ形で2021年度は「低感染リスク型ビジネス枠」として3月〜実施されることが正式に決まりました。
低感染リスク型ビジネス枠 | 一般型 | |
最大補助額 | 100万円 | 50万円 |
補助率 | 3/4 | 2/3 |
補助対象(一例) |
|
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申請方法 | 電子申請のみ | 書類郵送 or 電子申請 |
緊急事態宣言再発令による 特別処置 |
あり
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なし |
低感染リスク型ビジネス枠の補助額
- 一般型の補助上限額:50万円
- 低感染リスク型ビジネス枠の補助上限額:100万円
小規模事業者持続化補助金の【一般型】の補助額が【最大50万円】なのに対し、【低感染リスク型ビジネス枠】の場合は補助上限が【100万円】までアップします。
また、補助対象経費のうち1/4を「感染防止対策費(消毒液購入費、換気設備導入費等)」として補助してもらうことも可能です(任意)。
低感染リスク型ビジネス枠の補助率
- 一般型の補助率:総経費の2/3
- 低感染リスク型ビジネス枠の補助率:総経費の3/4
仮にホームページ制作に70万円の経費がかかった場合、一般型の場合は46万円しか補助(24万円は自己負担)してもらえませんが、低感染リスク型ビジネス枠の場合は52万円を補助(18万円が自己負担)してもらえることになります。
低感染リスク型ビジネス枠の補助対象経費
- 一般型:店舗の改装、チラシの作成、広告掲載など
- 低感染リスク型ビジネス枠:オンライン化の為のツール・システムの導入、ECサイト構築費など
2020年度の「コロナ特別対応型」と同じように、単なるホームページ制作では補助対象とならず、「オンラインツール」や「オンラインシステム」「ECサイトの新規作成」といった人との接触を減らすためツールを導入したホームページ制作という条件が想定されています。
低感染リスク型ビジネス枠の活用イメージ
活用例:ポストコロナ社会を見据えた対人接触機会の減少に資するビジネスモデルへの転換のため、飲食店が大部屋を個室にするための間仕切り設置を行い、予約制とするためのシステムを導入。
上記の活用例でも分かる通り、感染予防を前提とした事業計画を作成する必要がありそうです。
緊急事態宣言再発令による【特別措置】も実施
- 審査時における加点措置を講ずることにより優先採択
- 補助金総額に占める感染防止対策費の上限を 1/4以内(最大25万円)から1/2以内(最大50万円)へ引上げ
特別処置を受けるための条件:緊急事態宣言の再発令によって2021年1~3月のいずれかの月の売 上高が、対前年又は前々年の同月比で30%以上減少していること。
「加点処置で優先採択」というのは、かなりポイントが大きいですね!
低感染リスク型ビジネス枠は「電子申請のみ受付」
今回から、小規模事業者持続化補助金の特別枠「低感染リスク型ビジネス枠」は電子申請のみの受付とアナウンスされました(一般型は引き続き書類郵送でも受付)。
ここで注意していただきたいのが、電子申請で応募するために「GビズIDプライム」というアカウントを作成する必要があり、このアカウントの申請から発行まで2〜3週間の時間が必要です。
低感染リスク型ビジネス枠の申請期限ギリギリになって「GビズIDプライム」のアカウントを取得していない、という事になってしまうと、アカウントの取得が間に合わず補助金に申請できないという事になってしまいますので、この補助金の申請を検討されている場合は早い段階でアカウントを取得するようにしてください。
「GビズIDプライム」のアカウント取得方法については、下記の動画で解説しています。
低感染リスク型ビジネス枠の公募スケジュール
公募開始:2021年3月頃(予定)
2021年2月17日現在、まだ具体的な公募スケジュールは発表されておりません。
3月から実施予定となっておりますので近日中に発表されると思いますので、また情報が入り次第更新させていただきます。
「1回だけの受付締切」なのか「複数回の受付締切(6月・8月・10月締切など)」が設けられるのかも発表されておりませんが、2020年度に複数回締切が設けられた特別枠(コロナ特別対応型)よりも予算が増額されておりますので(約1.4倍)、この低感染リスク型ビジネス枠も複数回の受付締切が設けられると予想しています。
低感染リスク型ビジネス枠の採択率はどうなる?
2020年度に実施された(コロナ特別対応型)は
- 第1回受付締切の採択率:82%
- 第2回受付締切の採択率:81%
- 第3回受付締切の採択率:34%
- 第4回受付締切の採択率:29%
という風に、回を重ねるごとに採択率が低下し特に第3回・第4回は30%前後の非常に厳しい採択率となりました(補助額が増額されて申請者が激増したことが原因)。
補助金の内容自体は(コロナ特別対応型)とほとんど変わらないので、同じように(低感染リスク型ビジネス枠)にも多くの申請が予想されます。ただ、
- 2020年度に比べて特別枠の予算が1.4倍に増額(2,300億円)
- 補助額が100万〜6,000万円の2021年度の超大型補助金(事業再構築補助金/予算1兆円)が同時期に実施
されることもあり、採択率は低くても50%前後は維持されるのではないかと予測しています。
特に第1回目の受付締切に関しては、過去の傾向から80〜90%という非常に高い採択率となっておりますので、この低感染リスク型ビジネス枠に申請される予定の方は【第1回】の受付に必ず応募するようにしてください(補助金は後になればなるほど採択率が下がっていきます)。
小規模事業者持続化補助金を活用した広告宣伝・ブランディング実績
Brand Design TSUMIKIではこれまでに37社の事業者様に対し小規模事業者持続化補助金を活用した広告宣伝・ブランディング・補助金の申請サポートを実施させていただきました。
具体的には
- ブランディングについてのコンサルティング。ホームページ作成(士業様)
- ホームページ・リーフレットを作成し、新商品の告知。新規顧客の獲得ののぼり制作。看板のリニューアル(飲食店様)
- サービス認知のためのリーフレットを制作し、商圏に集中的にポスティング。動画を活用したプロモーション。ホームページ改修(整体院様)
- ブランディングのコンサルティング。外国人向けのウェブサイトを作成し誘客。リーフレット制作。(ギャラリー運営者様)
- 新サービス告知のためのチラシ制作・印刷・配布(サービス業)
- 外国人向け新規サービスの取り組み。ホームページ制作。リーフレット制作。プロモーション動画(整骨院様)
- 集客に関するコンサルティング。リーフレットの制作。ホームページの制作
いずれのお客様も、実制作をはじめ補助金の申請・採択も問題なくおこなわれました。また、提携している行政書士事務所様(補助金専門/経産省認定支援機関)と共同で、補助金申請の作成から事業プランの構築・ホームページなどの販促物の作成までワンストップでサポートさせていただくことも可能です。
低感染リスク型ビジネス枠の補助金のご活用を検討のあなたへ
小規模事業者持続化補助金(低感染リスク型ビジネス枠)を活用して、会社の集客力・ブランド力の向上をご検討されている方は是非一度、Brand Design TSUMIKIにお問い合わせください。
- こんな事業・サービスでも補助金を使えるのか知りたい
- 申請対象になるか、詳しく話を聞きたい
- 申請の手続きや流れについて詳しく聞きたい
- ホームページやチラシを制作したいが、この補助金が使えるのか
- 補助金の活用方法(アイディア)が欲しい
など、ご検討中の方は色んな悩みがあると思います。
初めて小規模事業者持続化補助金を申請されるお客様につきましては、私がしっかりとアドバイスをさせていただきます。
【財務省・経産省 認定支援機関】の資格を持つ補助金申請の専門家による申請サポートも可能
小規模事業者持続化補助金の申請を考えられている方から多いご相談が
- 自分で経営計画書を作成しても採択される自信がない
- 経営計画書を書いたり構成を考えるのが苦手
- 経営計画書を作成する時間がない
というものです。
Brand Design TSUMIKI ではこのような方を対象に
業務提携している行政書士事務所様【補助金申請の専門家(採択実績94.2%)】をご紹介させていただき
【経営計画書の作成→採択後の書類サポート→各種広告宣伝の制作→事業完了後の入金確認】までを
ワンストップで行う小規模事業者持続化補助金の申請サポートサービスを行なっております。
また、こちらの行政書士事務所様は【財務省・経産省 認定支援機関】として認められております。
- 専門家の方に依頼して採択率を上げたい
- 様々な業者とやりとりするのが面倒臭い
- 補助金のことはプロの方にお任せして自分は事業に集中していたい
という方に最適なサービスとなっておりますので、申請をご検討されている方は
こちらのサポートも合わせてご検討いただければと思います。
補助金に関するご相談・お問い合わせ
小規模事業者持続化補助金についての無料相談・お問い合わせは下記のフォームから行なっております。
ご相談いただいた方に必要以上に補助金の活用を促したり、強引な営業は一切おこないませんので安心してお問い合わせください。
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