決断力・行動力の無い経営者は成功しない

起業・経営の失敗

集客ブランディングで小さな会社をブランドに変える。
大阪府茨木市の集客ブランディング会社Brand Design TSUMIKI 代表の廣里隆明です。

今日は経営者にとって大切な「決断力・行動力」についてのお話です。

夢や理想を語っているだけでは、環境は何も変わらない

夢を語り続ける後輩

先日、昔の会社の後輩と食事に行ってきました。

その後輩は今の仕事を辞めて自分でアパレルショップをオープンする予定です。

「ブランディングにも力を入れていきたいから、力を貸してください」ということで
事業内容やブランディングの方向性などを話し合いながら、定期的に相談に載っていました。

後輩に会うたびに
「起業の準備はどう?」と聞くと
「まだ仕事をしながら開業資金を貯めています。」

「どう?準備は進んでる?」
「まだ資金を集めている所です!今日はブランディングについて相談させてください」

「どう?そろそろ準備できた?」
「仕事が忙しくて中々進んでません。ところで、ブランドの方向性はこんな風に考えているんですけど…」

 

「そろそろ開業の目処ついた?」
「いやぁ〜、まだ状況的に難しい感じです」

 

最初の相談を受けてから4年間、このような会話の繰り返しです。
4年間です、4年間。(現在も準備中)

 

4年間ですよ。(しつこい)

 

客観的に見て、後輩の起業準備は全く進んでいるようには見えません。
後輩自身は色んなセミナーに参加したり本を読んだり、資金を集めるために仕事を頑張って
起業に向けてステップを踏んでいると“思い込んで”います。

もちろん、そのような行動は素晴らしいですし否定するつもりは全くありません。

ただ、決断して行動するまでの時間が余りにも長過ぎます。

流石に本人にも

「本気で起業する気がないなら、止めた方が良い。
ハッキリ言うけど、○○は行動力が無さ過ぎる。
自分では行動してる“つもり”かもしれないけど、
〇〇の周りの環境は何も変わってないよ?
4年前と同じことをしていて、多分、この先も同じことを繰り返すよ」

と伝えました。

行動が目に見えないと、周りからも応援してもらえなくなる

起業・経営の失敗

私自身も、4年前に相談を受けた時は「できるだけ力になってあげたい」と親身に話を聞いていましたが、
変わらない状況に「彼の力になりたい!」という気持ちも薄くなっていきました。

事実、彼が4年前に「起業してアパレルのお店をオープンします!」とFacebookで投稿した時は
100を超える「イイね」や「応援メッセージ」がコメント欄にたくさん並んでいましたが
今はFacebookに起業準備の様子を投稿しても、5〜10程度の「イイね」しか押されていません。

皆んなも私と同じ気持ちなんだと思います。

「いつになったら起業するんだろう?」
「この先も同じことをしていそう」と。

「店舗の場所が決まりました!」
「オープン日が決まりました!」
「融資が決まりました!」
という風に、彼の行動が周りの人の目にハッキリと見える状況であれば結果は違うと思います。

ですが、彼にはそれがありませんでした。

夢を語ることは大切です。絶対。
ですが、夢を語っているだけでは実現しません。

必要なのは“夢”を“目標”に変えること

「いつかお店をオープンする」ではなく、
「2020年の00月に○○の場所でお店をオープンする!」と宣言することです。

そうすれば、目標の達成のために必要な行動計画を立てることができ
今の自分に不足しているもの、やらなければいけないことが明確になるはずです。

あなたを応援してくれる仲間も、たくさん集まるはずです。

なぜ決断・行動力の無い経営者が成功しないのか

事業を早く軌道にのせる経営者と、そうでない経営者の違い

後輩に限らず、決断・行動力の無い経営者は事業を成功させる可能性は極めて低いと私は思っています。
なぜなら、事業の成功に必要なのは「準備」ではなく「一刻も早く決断して、すぐに行動すること」だからです。

決断して行動することが出来ない人の心理は「失敗が怖いから、できるだけ入念に準備したい」です。

ですが、事業というのはどれだけ時間をかけて準備しても、ほぼ100%失敗します。
(起業して事業計画書どおりに経営を安定させた方と、出会ったことがない)

必ず想定外のトラブルや壁にぶち当たる。それが起業です。

では、世の中の成功している経営者の方はどうしているのかというと
トラブルが起こることを前提に、行動(事業展開)!です。

新事業立ち上げ→トラブル発生→改善→実行→トラブル→改善

という風に、事業を進めながらその都度トラブルに対応し、改善して理想の形に作り上げていきます。
PDCAサイクルを高速で回してブラッシュアップしてい区ので、成長スピードが圧倒的に早い。

決断や行動力のない経営者は

準備→準備→準備→準備→実行→トラブル発生→凹む→改善→準備→準備→準備

という風に、実行するまでの準備期間が長すぎて
一つのPDCAサイクルを回るだけで何倍もの時間がかかります。

この事業に対するPDCAサイクルの回し方の違いが
成功している経営者とそうでない経営者の大きな違いです。

起業は決断・行動の連続

どれだけブランディングに力を入れていたとしても、
このような決断・行動できない経営者だと事業は上手くいかないでしょう。

開業はあくまでもスタート地点であり、その後も様々な決断を経営者は下さなければいけません。

その一つひとつの決断に時間をかけてしまうようでは
事業の成長スピードは非常に遅いものとなってしまい
世の中の流れや競合他社に乗り遅れてしまいます。

「最初から成功させる!」という意気込みで取り組むのは大切ですが、
「先ずはやってみて、改善しながら事業を成長させよう」くらいの気持ちで取り組んだ方が
何か不足のトラブルが発生した時も余裕を持って対応できます。

考え込む前に、先ずは行動!!!!

ブログを読んでドキッとなったあなた!
そんなあなたは今すぐFacebookを開いて、夢を投稿しましょう。
そして、その夢に“期日”を設けましょう。

そうするだけで、あなたの“夢”は“目標”に変わって
今までの何倍ものスピードで実現に向けて進んでいくでしょう。

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