小規模事業者持続化補助金を活用した小さな会社のブランディング・広告宣伝を行う
ブランディングデザイン事務所 Brand Design TSUMIKI 代表の廣里隆明です。
今日は4年間で15社の補助金採択を行なった実績を元に
採択率が上がる事業計画書・経営計画書の書き方を解説させていただきます。
補助金の公募サイトにも事業計画書の記入サンプルが掲載されていますが、
かなり内容がスッキリしているので、真似をして書いたとしても採択を受けるのは少し難しいのでは?と個人的に感じています。
これから補助金の申請書類を準備されるという方は、
ぜひ参考にしてみてください。
事業計画書は、合計5枚の作成を目指しましょう
申請用紙にも書かれていますが、事業計画書の内容は【最大5枚まで】となります。
6枚以上書いても審査の対象になりませんし、逆に1〜2枚程度の計画書だと内容がスカスカになってしまい、採択される可能性が低くなってしまいます。
出来るだけ最大枚数である【5枚】の用紙に計画書が記入できるように頑張りましょう。
↑実際に補助金が採択された経営計画書。5枚にしっかりと計画が記載されています。
事業計画書 作成のポイント
最低限、下記のことを意識して書くだけで申請書の完成率がグッと上がります。
- 出来るだけ具体的な数字・言葉を書く
- ダラダラと長い文章は書かず、短く簡潔に
- 写真やグラフを活用して視覚的に分かりやすく
- 業界の専門用語は使わない(審査する人は素人です)
一つずつ解説していきます。
■出来るだけ具体的な数字・言葉を書く
- 【ダメな例】Brand Design TSUMIKIは起業直後から多くのお客様とお仕事をさせていただいております。
- 【良い例】Brand Design TSUMIKIは起業から5年目を迎え、これまでに145社のお客様とお仕事をさせていただきました。
上記の例を見ていただければ分かると思いますが、「豊富な実績」「数多くの」「多くのお客様」と言った曖昧な言葉を羅列していても、それを読んだ人には「どれだけ凄いのか」は全く伝わりません。
■ダラダラと長い文章は書かず、短く簡潔に
審査員はあなたの事業計画書をじっくり時間をかけて読むのではなく、一人で何十・何百という計画書をチェックしなければいけません。
ダラダラと長い文章が書かれていると、内容を理解するのに苦労しますし「何が言いたい文章なのか」が伝わりにくくなってしまいます。
長い文章になってしまいそうな時は、箇条書きにして要点が分かりやすくなるように工夫しましょう。
目安として、文章の長さは3〜4行程度になります。
■写真やグラフを活用して視覚的に分かりやすく
5枚全ての用紙が文字ばかりだと、情報量が多すぎて審査員も大変です。
(↑文字だらけの計画書。あたなも読む気にならないですよね…)
文章だけで伝えようとするのではなく、説明を補完するような写真やグラフを追加して視覚的に分かりやすくしましょう。
※写真やグラフばかりを載せて、肝心の文字がスカスカになってしまうのはNGですよ。
■業界の専門用語は使わない(審査するのは素人です)
特に専門職の方がやってしまいがちなのが、素人の人が分からない業界の専門用語を多用してしまうことです。
審査員は《補助金に関する専門家》であって、あなたの業界のことはほとんど詳しくない《素人》です。
素人の方でも理解できる、分かりやすい文章を書きましょう。
せっかく立派な事業計画書を作成しても、それがどのような効果が見込めるのかが伝わらなければ非常にもったいないです。
【投稿者プロフィール】小さな会社に特化した大阪府の集客デザイナー。グラフィックデザイナー歴17年。独立して7年で約180社の広告宣伝・ブランディングに携わる。ブログとYouTubeを活用した広告費0円のネット集客が得意で、自社HPの閲覧数は50,000PV/月(一般的なHPは1,000PV程度/月)。小規模事業者持続化補助金を活用した制作実績40社以上、申請サポート実績は200社を超えている。