小規模事業者持続化補助金を活用した小さな会社のブランディング・広告宣伝を行う
ブランディングデザイン事務所 Brand Design TSUMIKI 代表の廣里隆明です。
今日はBrand Design TSUMIKIがこれまでに補助金の申請〜制作まで実際にサポートさせていただいたお客様の事例を元に、どのような経営計画書を作成して採択を受けることができたのか解説させていただきます。
※経営計画書にはあなたの会社独自の実現的な取り組みを記入しましょう。参考程度にご覧ください。
採択例1:【和菓子店(吹田市)】店舗イメージ一新のリブランディング
- 小規模事業者持続化補助金を採択
- 補助額:50万円(総制作費75万円の2/3)
- サポート内容:HP制作(ECサイト)・看板リニューアル・名刺リニューアル・パンフレットリニューアル・のぼり・店頭用ポスター
課題
創業から40年を迎え、過去に制作した看板やパンフレットが今の時代のデザインに合わない。また、ホームページを保有していなかったためインターネット経由でのお問い合わせ・販売ができなかった。
上記課題を解決するための経営計画
新たな商品(和菓子)を開発し、それをアピールするためのパンフレットやポスター、のぼりを制作。店舗の外観(看板やポスター)を一新し、今の時代に合わせたデザインイメージに統一し、商品のコンセプトを正しく伝える。
ホームページを立ち上げ、商品のコンセプトやストーリーを発信することでネット経由の販売促進に取り組む。
補助金の活用方法
- ホームページ制作費
- 看板・ポスターのリニューアル
- 商品パッケージのリニューアルデザイン・印刷費
- のぼりの制作・印刷費
- 名刺の印刷費
- A1サイズのポスターデザイン費・印刷費
- 写真撮影費
総額75万円の制作費に対し、小規模事業者持続化補助金を活用することで実質負担は25万円に。(補助50万円)
採択例2:【エステサロン(大阪市)】新規顧客獲得のためウェブ集客強化
- 小規模事業者持続化補助金を採択
- 補助額:50万円(総制作費75万円の2/3)
- サポート内容:ホームページのリニューアル、ポスティングチラシ制作、パンフレット制作
課題
ホームページを保有しているが、ほぼ放置しているような状態だったためアクセス数は0。スマートフォン表示にも対応していなかったため、ターゲットである若い世代にアピールできていなかった。
上記課題を解決するための経営計画
ホームページを全面的にリニューアルし、アクセス数の増加が見込める仕様・デザインに変更。WordPressを導入することで経営者自身にも簡単にホームページの更新・情報発信をおこなえるようにする。無料素材ではなく、写真撮影をおこなうことで施術するスタッフの顔・雰囲気が初めてのお客様にも伝わるように。
ホームページのリニューアルと同時に近隣住民に対してチラシのポスティングをおこなうことで、ホームページのリニューアルを告知し、アクセス数の増加につなげる。
補助金の活用方法
- ホームページのリニューアル(スマートフォン対応、SSL通信対応、写真撮影、WordPress導入)
- ウェブ活用のコンサルティング
- パンフレット・チラシのデザイン制作・印刷費
- ポスティング費
総額75万円の制作費に対し、小規模事業者持続化補助金を活用することで実質負担は25万円に。(補助50万円)
採択例3:【整体院(大阪市)】プロモーションツール制作
- 小規模事業者持続化補助金を採択
- 補助額:50万円(総制作費75万円の2/3)
- サポート内容:ホームページ制作、A4両面ポスティングチラシ制作、名刺デザイン、YouTube動画
課題
オープンして2年目。口コミや近隣住民への認知もある程度進んだため、新規の来院数が減少傾向に。院長自らがポスティングをおこなって宣伝をしていたが、来院数の増加に伴い営業活動できる時間が限られるように。また、ポスティングできる地域も限られていたため、集患率を上げるために幅広い地域にアピールする必要が出てきた。
上記課題を解決するための経営計画
ホームページを制作し、施述内容や施述の流れ、施述に対する”こだわり”を丁寧に説明。初めての方が整体院の特徴やイメージしやすいように写真や動画を多く使用する。WordPressを導入して症状別の施述方法などを積極的に情報発信することで、アクセス数の増加を見込む。
ポスティング用のA4チラシも同時に制作し、施述対象となる幅広いエリアに向けてポスティングを実施。オンラインとオフラインを組み合わせて来院数の増加を目指す。
補助金の活用方法
- ホームページの新規作成(スマートフォン対応、SSL通信対応、写真撮影、WordPress導入)
- ウェブ活用のコンサルティング
- A4三つ折りパンフレット制作費・印刷費
- 名刺のデザイン費・印刷費
- YouTube用動画の撮影・編集費
総額75万円の制作費に対し、小規模事業者持続化補助金を活用することで実質負担は25万円に。(補助50万円)
採択例4:【日本酒の酒蔵(大阪府)】外国人向けウェブサイト・ブランディング動画制作
- 小規模事業者持続化補助金を採択
- 補助額:50万円(総制作費75万円の2/3)
- サポート内容:ホームページ制作(外国語対応)・ブランディング動画
課題
日本酒を飲む人口が減少してきたことに伴い、日本酒の売上が減少。ネット通販の利用者も減少してきたため、新たな顧客層を獲得する必要があった。
上記課題を解決するための経営計画
外国人が数多く訪れる観光地に酒蔵があるため、今までアピールできていなかった外国人観光客に向けて酒蔵をアピールできるよう、英語表記のウェブサイトを新たに制作し、外国人観光客の獲得・売上の増加を見込む。(日本語サイトもスマートフォン表示に未対応、掲載内容も古くなっていたためこの機会に刷新)
さらに、酒蔵の魅力を伝えられるようにYouTube動画を活用したプロモーションをおこなう。5分程度の動画に酒蔵の魅力や、酒造りの工程をまとめ、日本酒が好きな人に対してプロモーションをおこなう。
補助金の活用方法
- 日本語・英語のウェブサイトをそれぞれ制作
- 写真撮影・動画撮影・編集
総額75万円の制作費に対し、小規模事業者持続化補助金を活用することで実質負担は25万円に。(補助50万円)
採択例5:【書道教室(奈良県)】外国人向けウェブサイト制作
- 小規模事業者持続化補助金を採択
- 補助額:50万円(総制作費75万円の2/3)
- サポート内容:ホームページ制作(外国語対応)
課題
書道教室に通う生徒が少なくなってきたため、売上が減少傾向にあった。近隣住民などにチラシのポスティングをおこなってきたが、大きな改善は見られなかった。新しいサービスやお客様を獲得するために新規プロモーションの必要性。
上記課題を解決するための経営計画
教室のある奈良県に外国人観光客が増加傾向にあることや、競合を調査したところ、外国人向けに独自の書道サービスを展開する教室が増えてきていることが分かった。外国人を対象にしたサービスであれば単価も平均より高く設定することができ、他の書道教室とも差別化がおこなえると見込んだ。
補助金の活用方法
- 日本語・英語のウェブサイト制作費(新規制作・WordPress導入・スマホ対応)
- 新たな外国人向けサービスの開発コンサルティング
- 写真撮影・動画撮影費
総額75万円の制作費に対し、小規模事業者持続化補助金を活用することで実質負担は25万円に。(補助50万円)
採択例6:【税理士事務所(大阪市)】ウェブサイト制作・オウンドメディア対策・パンフレット制作
- 小規模事業者持続化補助金を採択
- 補助額:50万円(総制作費75万円の2/3)
- サポート内容:ホームページ制作・パンフレット・名刺制作
課題
営業活動はほとんとせず、お客様のご紹介や継続案件で事業を成長させてきたが、ご紹介による案件獲得の不透明さ(紹介件数が予測しにくい)に危機感を持ち、各種プロモーションツールを充実させて紹介に依存しない新規顧客の開拓を目指す必要があった。
上記課題を解決するための経営計画
ウェブサイトの新規作成だけではインパクトが弱いので、税理関連の新たな独自サービスを立ち上げそれを全面的にアピールする形のウェブサイトを作成。
また、独自サービスを効果的に見込み客に届けるために、税理関連の豆知識・お得情報を発信するオウンドメディアの構築を目指した。対面の方にも事業紹介ができるようA4三つ折りサイズのパンフレットもデザイン制作。
補助金の活用方法
- 新規ウェブサイトの作成費(WordPress・スマホ対応・写真撮影)
- オウンドメディア対策費
- パンフレット・名刺デザイン費・印刷費
総額75万円の制作費に対し、小規模事業者持続化補助金を活用することで実質負担は25万円に。(補助50万円)
【投稿者プロフィール】小さな会社に特化した大阪府の集客デザイナー。グラフィックデザイナー歴17年。独立して7年で約180社の広告宣伝・ブランディングに携わる。ブログとYouTubeを活用した広告費0円のネット集客が得意で、自社HPの閲覧数は50,000PV/月(一般的なHPは1,000PV程度/月)。小規模事業者持続化補助金を活用した制作実績40社以上、申請サポート実績は200社を超えている。