《ブランドづくり×デザイン》で小さな会社の経営を長期的に安定させる
大阪市此花区のブランドデザイン会社《BrandDesignTSUMIKI》代表 廣里隆明です。
最近話題のVAIO。
先日新商品と今後の戦略について発表がありましたね!
新会社発足に合わせて発表した広告。
コピーがカッコいいですねー
ホームページも一新
SONYという大企業から切り離された会社なので
豊富な資金がある訳でもなく
従業員もわずか240名(以前は1,100名)。
今後は以前のような大量生産ではなく、
中小企業のように「選択と集中」を進めながら
事業を展開していく事になります。
大きく変わるの2つのポイント
1.商品ラインナップは限られる
会社の規模が小さくなり、SONY時代のように大量生産・大量販売という
戦略は採れません。
「すべての事はできない。まず捨てるとこを決める」
とVAIOの関取社長も発言されていました。
「捨てるとこを決める」というのがポイント!
経営資源の限られた中小企業は、
色んな事業モデルを展開していくことは出来ません。
「ターゲットを絞って、そこに経営資源を集中させる」
そのためには「何をするか」ではなく「何をやらないか」を決める必要があります。
この考え方は中小企業にはとても大切です。
ターゲットを絞るということは「やらない事を決める」という事です。
色んなことに手を出して経営資源を分散させてしまうと、
結局どれも中途半端になってしまいます。
そうではなく、自社の得意分野や競合他社より優位に立てる分野を見つけ出し
そこに経営資源を集中しましょう。
新生VAIOの場合は「海外市場」を捨てる決断をしました。
2.高付加価値のPCがメインに
大量生産・大量販売が不可能になったという事は
従来のように「低価格の商品を豊富に扱う」ことは不可能です。
低価格の商品で勝負出来るのは大企業だけです。
中小企業が価格競争で勝負しても、経営資源が豊富な大企業に
勝てるわけがありません。
「値段が安くて平均的な質のモノ・サービス」ではなく
「値段が高くて質のいいモノ・サービス」を提供することを目指しましょう。
この時に欠かせないのが企業の「ブランド力」です。
「値段は少し高いけど、●●(ブランド)の商品なら納得」と思っていただけるように
日頃から《ブランドづくり》を意識しておかなくてはいけません。
VAIOも今後は一般的な消費者に受け入れられる商品ではなく、
「少し値段は高いが一般モデルに高付加価値をつけたPCをビジネス向けに販売していく」としてます。
今後、新生VAIOからどのような商品・戦略が出てくるのか楽しみです。
【投稿者プロフィール】小さな会社に特化した大阪府の集客デザイナー。グラフィックデザイナー歴17年。独立して7年で約180社の広告宣伝・ブランディングに携わる。ブログとYouTubeを活用した広告費0円のネット集客が得意で、自社HPの閲覧数は50,000PV/月(一般的なHPは1,000PV程度/月)。小規模事業者持続化補助金を活用した制作実績40社以上、申請サポート実績は200社を超えている。