集客ブランディングで小さな会社をブランドに変える。大阪府茨木市のブランディング会社Brand Design TSUMIKI 代表の廣里隆明です。今日は小さな会社の経営者さま・広報担当者さまに向けた「集客できるチラシを作る7つのポイント」をお伝えさせていただきます。
あなたは今、このような悩みを抱えていませんか?
☑チラシで集客したいけど、何をしていいかわからない。
☑デザイン会社にチラシを作ってもらっているけど、効果がない。
☑自分で集客できるチラシを作りたい
いかがでしょうか?限られた予算から作成したせっかくのチラシが全く効果がでない。反応がない。このようなことを繰り返していると、ビジネスでとても大切なお金と時間を無駄にしていることになります。
集客できていないチラシには、いくつか特徴があります。
■チラシの目的が不明確で、何を伝えたいかわからない。
■ターゲットが決まっていないので、誰にも響かない。
■抽象的な言葉ばかりつかってしまっている。
■写真やデザインのクオリティーが低く、「読みたい」という気持ちにならない
…など様々な原因が重なり合って、集客できないチラシができあがってしまいます。
下記にまとめたポイントをしっかり押さえていけば、デザイナーに依頼しなくても集客チラシを作ることは可能です。
「集客できるチラシ」を作りたい方は、このまま読み進めてください。
ポイント1:ゴールを明確にする
まずは、何の目的を達成するためにチラシを制作するのかハッキリさせましょう。「セミナーのお申し込みが欲しい」「ホームページに誘導したい」「お問い合わせが欲しい」…
この時に、抽象的なゴールを設定するのではなく「セミナーお申し込みを3件受注する」などできるだけ具体的な数字を交えて設定しましょう。この目的を達成するために、以下の項目を作成していきます。
ポイント2:ターゲットを絞る
誰に向けたチラシなのか?このチラシを受け取った方に伝えたいメッセージは何なのか?このチラシを手にとって、行動して欲しいターゲットを設定しましょう。
この時も「20代〜40代の男性」などという抽象的な数字を使うのはやめましょう。20歳の男性と、49歳の男性では、趣味も生活習慣も全く違いますよね?このような絞り方は「ターゲットを絞った」とは言えません。
「結婚して子供ができたので、車をファミリーカーに買い換えようとしている35歳の男性」
「起業3年未満・年収500万円以上の経営者限定の交流会」
「起業したいと考えている40代主婦限定の起業セミナー」
というように、具体的な数字を記載すればするほど、対象となるターゲットの方がチラシを見た時に「これ、私のことだ!」と認識して、高い効果を発揮することができます。チラシ制作は、八方美人になってはいけません。「この人に興味を持ってもらいたい」と思う一人のお客様を想像して、チラシを制作するようにしましょう。
ポイント3:お客様にどのようなメリットがあるのか伝える
あなたの商品やサービスを利用することで、お客様にどのようなメリットがあるのかをしっかりと伝えましょう。商品やサービスの特徴だけを伝えてばいけません。
「化粧品代が安くなる」
「貴重な食材を使った料理が食べられる」
「辛い痛みや体の不調から快方される」
「売り上げがあがる」
など、お客様にこの商品・サービスをおススメする理由を明記します。
ポイント4:サービスに対する熱い思いを伝える
なぜ、あなたがこの商品やサービスを扱っているのかを伝えます。起業されている方であれば、そのきっかけとなった「熱い思い」が必ずあるはずです。
「自分の知識や技術を使って、困っている人を助けたい」
「この商品を使うことで、自分自身が助けられた」
あなたにしかない起業のストーリーが必ずあるはずです。「お金儲け」だけがしたくて、今の仕事を始めた訳ではないですよね?あなたの「熱い思い」が競合他社との最大の差別化ポイントになります。「熱い思い(=ストーリー)に共感してくださったお客様が、あなたの商品・サービスを利用してみたいとなるのです。
綺麗な文章に仕上げなくても構いません。文章の読みやすさより、素直にあなたの思いを伝えることを第一に考えてください。
ポイント5:具体的な実績を掲載する
残念なことに今の時代、お客様は広告というものを信用していません。「本当に効果があるのか」「失敗したらどうしよう」など、メリットよりもデメリットを優先して考えます。そのようなお客様の心を動かすために、「実績」を可能な限り掲載しましょう。この時も「豊富な実績があります」などと抽象的な言葉は使わないようにしましょう。
「デザイナーとして豊富な経験があります」
「デザイナーとして13年の実績があり、年商200億円を超える百貨店や住宅メーカー、発行部数100万部を超える通販雑誌のデザイン経験があります」
どちらの文章の方が「信憑性」を感じられましたか?
「豊富な施術実績があります」と書かれた整骨院のチラシと、「延べ10,000人以上の施術実績があります」と書かれたチラシ。あなたはどちらの整骨院に行きたいですか?
具体的な数字を記載して、あなたの情報に信憑性を持ってもらう工夫をしましょう。
ポイント6:お客様の声を載せる
ここまで記載しても、まだお客様は「本当に大丈夫かな?」と疑いの目を持っています。そのお客様に対して最後の人押しとなるのが「実際に商品やサービスを利用したお客様の声や感想」です。これも、多ければ多いほど効果的で、お客様の顔写真が載っていると、さらに効果が高くなります。
「これだけの人がおススメしている商品だったら、失敗はしないかな」
と、商品やサービスの購入ハードルを下げてくれるのです。通販番組でも、必ずといっていいほど「体験者さまの声」が放送されますよね?何年・何十年もこうして放送されているということは、実際に効果があるということが証明されているからです。
他にも雑誌に掲載されたり、TVやネットで取り上げられたような実績があればどんどん掲載しましょう。
自分で「この商品には自信があります!」というよりも、第三者の方に「あの人の商品はいいよ!」と言っていただいた方が効果的です。
ポイント7:今すぐに行動してもらう仕掛けをつくる
せっかくチラシを読んでもらっても、すぐに行動(お申し込みや登録)してもらなければ意味がありません。なぜなら、人は物事をすぐに忘れてしまうからです。
「エビングハウスの忘却曲線」というのをご存知でしょうか?
人は何かの情報を得たあと
- 20分後に42%のこと忘れる
- 1時間後には56%忘れる
- 9時間後には64%忘れる
- 1日後には67%忘れる
というふうに、時間が経てばたつほど物事を忘れてしまいます。たった20分後には、チラシを読んだことを忘れられてしまう可能性があるのです。
これを防ぐために、お客様にはチラシを読んだ直後に行動にうつしていただく必要があります。そのために効果的なのが「先着00名様のみ」「今すぐお申し込みください」「残り00席」というふうに「今すぐ行動にうつさないといけない理由」を掲載することです。
せっかく最後までチラシを読んで、あなたの商品やサービスに興味を持ってくださっているお客様を逃さないよう、必ず「今すぐに行動してもらう仕掛け」を作りましょう。
以上、集客チラシの7つのポイントをまとめさせていただきました。ポイントが1つしか理解できていないのと、7つを理解してチラシを作るのとでは効果も反応率も大きく変わってきます。
もしあなただけで解決するのが難しければ、Brand Design TSUIMIKIがお手伝いをさせていただきますのでお声がけください。
【投稿者プロフィール】小さな会社に特化した大阪府の集客デザイナー。グラフィックデザイナー歴17年。独立して7年で約180社の広告宣伝・ブランディングに携わる。ブログとYouTubeを活用した広告費0円のネット集客が得意で、自社HPの閲覧数は50,000PV/月(一般的なHPは1,000PV程度/月)。小規模事業者持続化補助金を活用した制作実績40社以上、申請サポート実績は200社を超えている。