大阪府茨木市のブランディングデザイン会社Brand Design TSUMIKI 代表の廣里隆明です。
5月22日に小規模事業者持続化補助金の補助対象が拡大され、新たに「事業再開支援枠」が策定されました。
今回はこちらの事業再開枠で補助される経費(最大50万円・全額補助)の対象になる経費について解説させていただきます。
※この事業再開枠の補助金は小規模事業者が会社や店舗で感染防止対策の取組に要する費用の支出に限られます。
会社の広告宣伝・ブランディングに活用できる補助金【小規模事業者持続化補助金《コロナ対応型》】の活用をご検討されている方は、下記ページをご覧ください。
1.事業再開枠の補助対象者
この事業再開枠の補助対象者は、小規模事業者等(単独または複数の小規模事業者等) ※であり、小規模事業者持続化補助金<コロナ特別対応型>(最大100万円の補助)の申請を行う者であることとします。
広告費の補助が受けられる小規模事業者持続化補助金の応募を行うことで、こちらの事業再開枠に応募することが可能になります。
「事業再開枠」のみの補助金申請はできませんので、注意してください。
※小規模事業者とは
- 商業・サービス業(宿泊業・娯楽業除く):常時使用する従業員の数 5人以下
- サービス業のうち宿泊業・娯楽業:常時使用する従業員の数 20人以下
- 製造業その他:常時使用する従業員の数 20人以下
のいずれかに該当する企業です。
2.事業再開枠の補助対象事業
補助対象となる事業は、下記の要件を満たす事業であることが必要です。
A.自らの事業が該当する業種別ガイドライン※に基づいた感染拡大予防のために行う感染防止対策の取組
※「業種別ガイドライン」は業種(業界)ごとに感染拡大予防を行うために策定されたガイドラインを指します。
あなたの事業がどの業種に該当するのかは、こちらのリンク先から確認することができます。
B.該当する業種別ガイドラインが策定されていない業種でも、下記対象経費は補助対象
- ポスター、チラシの外注・印刷費(従業員又は顧客に感染防止を呼びかけるものに限る)
- 消毒設備(除菌剤の噴霧装置、オゾン発生装置、紫外線照射機等)の購入、消毒作業の外注、消毒液・アルコール液の購入
- マスク・ゴーグル・フェイスシールド・ヘアネットの購入
- アクリル板・透明ビニールシート・防護スクリーン・フロアマーカーの購入、施工
- 換気設備(換気扇、空気清浄機等)の購入、施工
- クリーニングの外注、トイレ用ペーパータオル・使い捨てアメニティ用品の購入、従業 員指導等のための専門家活用、体温計・サーモカメラ・キーレスシステム・インターホン・ コイントレー・携帯型アルコール検知器の購入
※消耗品に関しては、2020年5月14日以降の補助対象期限までに購入及び使用したものに限る
※受払簿(任意様式)等によって、購入日や購入量、使用日、使用量等を管理する必要があります
3.事業再開枠の補助対象経費となるための条件
経費は、次の1~3の条件をすべて満たす必要があります。
- 使用目的が本事業の遂行に必要なものと明確に特定できる経費
- 2020年5月14日以降に発生し対象期間中に支払、使用等が完了した経費
- 証拠資料等によって支払金額が確認できる経費
補助対象となる経費は補助事業期間中に発生する【感染防止対策の取組に要する費用の支出】に限られています。
また、補助事業実施期間中に実際に使用し、感染防止対策の取組をしたという実績報告が必要となります。
※ただし、今回の公募においては、特例として2020年5月14日以降に発生した経費を遡って補助対象経費として認められています。
4.事業再開枠の補助対象経費
■消毒費用
消毒設備(除菌剤の噴霧装置、オゾン発生装置、紫外線照射機等)の購入費、消毒作業の外注費、消毒液・アルコール液の購入費
※外注する場合は、外注内容、金額等が明記された契約書等を締結し、外注する側である補助事業者 に成果物等が帰属する必要があります。
■マスク費用
マスク・ゴーグル・フェイスシールド・ヘアネットの購入費
■清掃費用
清掃作業の外注費、手袋・ゴミ袋・石けん・洗浄剤・漂白剤の購入費
※外注する場合は、外注内容、金額等が明記された契約書等を締結し、外注する側である補助事業者 に成果物等が帰属する必要があります。
■PR費用
ポスター・チラシの外注・印刷費
※従業員又は顧客に感染防止を呼びかけるものに限る
■飛沫対策費用
アクリル板・透明ビニールシート・防護スクリーン・フロアマーカーの購入費・施工費
※事業を継続するための感染防止対策に必要な飛沫対策のためのアクリル板・透明ビニールシート・ 防護スクリーン・フロアマーカーの購入、施工のための外注に要する経費が補助対象となります。 通常の生産活動のための設備投資の費用、単なる取替え更新の購入は補助対象となりません。
■換気費用
換気設備(換気扇、空気洗浄機等)の購入費
※事業を継続するための感染防止対策に必要な換気のための機械装置の購入に要する経費が補助対象となります。 通常の生産活動のための設備投資の費用、単なる取替え更新の機械装置等の購入は補助対象となりません。
■その他衛生管理費用
ユニフォームのクリーニング外注費、トイレ用ペーパータオル・使い捨てアメニティ用品の購入費、従業員指導等のための専門家活用費、体温計・サーモカメラ・キーレスシステム・インターホン・コイントレー・携帯型アルコール検知器の購入費
5.事業再開枠の補助対象経費とならないもの
上記「4」に掲載された経費以外は補助対象外となります。
また上記に掲載された経費においても、下記に該当する経費は対象となりません。
- 業種別ガイドラインに基づく感染防止対策に合致しないもの
- 必要な経理書類を用意できないもの
- 自社内部の取引によるもの
- 販売や有償レンタルを目的とした製品、商品等の生産・調達に係る経費
- オークションによる購入(インターネットオークションを含みます)
- 保証金、敷金、仲介手数料等不動産の賃貸に際し必要となる経費
- 電話代、インターネット利用料金等の通信費 8)名刺や文房具、その他事務用品等の消耗品代(例えば、名刺のほか、ペン類、インクカートリッジ、用紙、はさみ、テープ類、クリアファイル、無地封筒、OPP・CPP 袋、CD・DVD、USB メモリ・ SD カード、電池、段ボール、梱包材の購入など、感染防止対策目的であることが明確でないも のは補助対象外。)
- 雑誌購読料、新聞代、団体等の会費
- 茶菓、飲食、奢侈、娯楽、接待の費用
- 不動産の購入・取得費、修理費、車検費用
- 税務申告、決算書作成等のために税理士、公認会計士等に支払う費用および訴訟等のための弁護士費用
- 金融機関などへの振込手数料(ただし、発注先が負担する場合は補助対象)、代引手数料、インターネットバンキング利用料、インターネットショッピング決済手数料等
- 公租公課
- 各種保証・保険料
- 借入金などの支払利息および遅延損害金
- 免許・特許等の取得・登録費
- 講習会・勉強会・セミナー研修等参加費や受講費等
- 商品券・金券の購入、仮想通貨・クーポン・(クレジットカード会社等から付与された)ポイント・金券・商品券(プレミアム付き商品券を含む)での支払い、自社振出・他社振出にかかわらず小切手・手形での支払い、相殺による決済 20)役員報酬、直接人件費
- 各種キャンセルに係る取引手数料等
- 補助金応募書類・実績報告書等の作成・送付・手続きに係る費用
上記のほか、公的な資金の用途として社会通念上、不適切と認められる経費
6.補助対象経費の注意点
補助事業を行うにあたっては、当該事業について区分経理を行ってください。
補助対象経費は 当該事業に使用したものとして明確に区分できるもので、かつ証拠書類によって金額等が確認できるもののみとなります。
小規模事業者持続化補助金の活用をご検討の方へ
小規模事業者持続化補助金を活用して、会社の集客力・ブランド力の向上をご検討されている方は是非一度、Brand Design TSUMIKIにお問い合わせください。
- こんな事業・サービスでも補助金を使えるのか知りたい
- 申請対象になるか、詳しく話を聞きたい
- 申請の手続きや流れについて詳しく聞きたい
- ホームページやチラシを制作したいが、この補助金が使えるのか
- 補助金の活用方法(アイディア)が欲しい
など、ご検討中の方は色んな悩みがあると思います。
初めて小規模事業者持続化補助金を申請されるお客様につきましては、Brand Design TSUMIKIが無料でアドバイスをさせていただきます。
また、補助金の申請・手続きに詳しい士業様にもお繋ぎすることが可能ですので(もちろんご相談は無料です)申請に関する不安・疑問点は全て解消させていただく体制が整っております。
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補助金を活用したブランディング・広告宣伝のご依頼・ご相談
小規模事業者持続化補助金を活用した広告宣伝・ブランディング、お問い合わせは下記のフォームから行なっております。
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【投稿者プロフィール】小さな会社に特化した大阪府の集客デザイナー。グラフィックデザイナー歴17年。独立して7年で約180社の広告宣伝・ブランディングに携わる。ブログとYouTubeを活用した広告費0円のネット集客が得意で、自社HPの閲覧数は50,000PV/月(一般的なHPは1,000PV程度/月)。小規模事業者持続化補助金を活用した制作実績40社以上、申請サポート実績は200社を超えている。