集客ブランディングで小さな会社をブランドに変える。
大阪府茨木市の集客ブランディング会社Brand Design TSUMIKI 代表の廣里隆明です。
起業の準備中や、独立を考えられている方に多い「会社名(店名・屋号)」の決め方についての悩み。
私も Brand Design TSUMIKI という屋号を決めるまで、相当悩みました。
「自分の会社なんだから、好きな名前を付ける」という方も多くいらっしゃると思いますし、その考え方を否定するつもりはありません。
ただ、これから屋号を決めようとしている方には
ぜひこの記事に書いてある「会社の集客や売上につながる会社名のつけ方」を
知識の一つとして取り入れておいて欲しいんです。
会社名は一度決めてしまうと簡単には変更できません。
そして、会社名は将来的にあなたの商品・サービスの集客・売上を大きく左右することもあるからです。
この先、何年・何十年と使い続けていくことになる会社名で後悔しないために
起業・独立を考えられている方はこの記事を参考にしていただけば嬉しいです。
集客につながりにくい会社名 3つの特徴
小さな会社の集客につながりにくい会社名の特徴を3つ、ご紹介いたします。
日本語を海外の言葉に訳した会社名
- ショコラ(chocolat)チョコレート
- エトワール(etoile)星
- リンク(link)つながり
- ルージュ(rouge)赤色
のように、日本語を単に海外の言葉に訳した会社名は、集客につながりにくいです。
理由は単純で同様の会社名が世の中に溢れているからです。発音も綺麗で覚えやすい言葉ではあるんですが、それがデメリットとなってしまいます。
このようなどこかで聞いたことのある会社名にした場合、ネットで検索されてあなたのホームページがトップ表示されることはほぼ、不可能です。競争が激しすぎるんです。
「ネットで検索してみたけど、どれがホームページか分からない」というのは、お客様にとって大きなストレスです。きっと途中で探すのをやめてしまうでしょう。
頭文字をとって表記した会社名
- ANA(All Nippon Airways )
- ECC(Education,Communication,Community)
- HIS(Highest International Standards)
- JTB(Japan Travel Bureau)
- docomo(do communications over the mobile network)
など、大手企業によくみられる英語の頭文字を会社名にした例ですが、このような名前も中小規模の会社ではやめておいた方が無難です。
こちらも簡単で覚えやすそうなんですが
- 似た名前が多くで間違えられやすい
- 何を略した頭文字か分からないため、事業内容が想像しにくい
といったデメリットがあります。
私の会社がBrand Design TSUMIKIを略したBDTという会社名だったら…何の事業をしているかさっぱり分からないですよね。
長すぎて覚えられない会社名
会社名を長くすることで個性は出てきますが、そのぶん覚えてもらにくくなります。
また、ネットで検索する場合やメールでやりとりをするときにも社名が長すぎるとお客様に手間を掛けてしまいます。
少し余談になりますが、日本で一番長い会社名をご存知ですか?
2018年現在、日本で一番長い会社名だと言われているのが埼玉県のこちらの会社↓
株式会社あなたの幸せが私の幸せ世の為人の為人類幸福繋がり創造即ち我らの使命なり今まさに変革の時ここに熱き魂と愛と情鉄の勇気と利他の精神を持つ者が結集せり日々感謝喜び笑顔繋がりを確かな一歩とし地球の永続を約束する公益の志溢れる我らの足跡に歴史の花が咲くいざゆかん浪漫輝く航海へ
http://yourhappiness.co.jp/
凄いですね。日本どころか世界一長いということでギネス申請中だそうです。
ここまで長い会社名は(恐らく)無いと思いますが、必要以上に長くなりすぎることのないようにしましょう。
集客につながりやすい会社名とは?
- TSUMIKI
- Brand Design TSUMIKI
この2つの会社名のうち、事業内容や扱っているサービスを想像しやすかったのはどちらでしょうか?
おそらく下の名前の方が事業内容を連想しやすかったと思います。
このように、自分の好きな会社名+事業内容を連想させる言葉を組み合わせた会社名だと、同業他社と被らないオンリーワンの会社名にすることができます。
そのことによるメリットは、以下の2つです。
交流会や名刺交換の場で、すぐに事業内容を認知してもらえる
起業して間もない頃は、とにかく自分の会社のことや事業内容・サービスを多くの人に知っていただくために交流会や名刺交換の機会が増えます。(ネットでの集客には時間がかかるので[最低でも半年〜1年]ので、少なくともその期間はこのような対面でも営業活動が欠かせません)
一対一での名刺交換だと時間がたっぷりあって事業内容やサービスをしっかり伝えることができますが、交流会や名刺交換がメインの場合、一人ひとりの経営者の方とお話しできる時間は限られます。昔、100名近くの方と交流会で一斉に名刺交換をさせていただく機会があったのですが、その時は
「Brand Design TSUMIKIの廣里隆明です。よろしくお願いいたします。」
と喋るのが精一杯。名刺交換+自己紹介の時間が10秒くらいしかないんです。
ここまで時間が短い交流会は珍しいかもしれませんが、交流会や名刺交換の場ではとにかく時間がありません。
ネット検索で見つけてもらいやすくなる
私の会社がTSUMIKIという名前だった場合、ネットで「TSUMIKI」と検索してみると10,400,000件もの検索結果が表示されます。結果には「おもちゃの積み木」販売ページやアプリ開発をおこなう会社「TSUMIKI」、マッチング事業をおこなう会社など無数の検索結果が表示されます。
私の会社は7番目に表示されていました。(これでも結構凄いですね…)
「Brand Design TSUMIKI」で検索すると、ページのトップ表示となり、その下にも関係するページが全て表示されています。1ページ目には全て私の会社の情報しか出てこない状態です。
今の時代は、ネットで検索されたときにいかに上位に表示されるかで、ネット集客に大きな差が出てきます。同業他社と同じような会社名をつけてしまうと、検索結果でも競争が激しくなり、あなたの会社のホームページが埋もれてしまいます。
会社名を決めてしまう前に、一度、候補となっている名前をネットで検索してみましょう。
検索して、一件も表示されなければその名前をおすすめいたします。
まとめ
小さな会社が会社名をつけるときに気をつけるのが
- 日本語を海外の言葉に訳した会社名
- 頭文字をとって表記した会社名
- 長すぎて覚えられない会社名
は出来るだけ避ける。
目指すのは、自分の好きな会社名+事業内容を連想させる言葉を組み合わせたオンリーワンの会社名。気に入った会社名があればネットで検索してみて、同業他社や同じ名前の会社が検索されないかを必ず調べましょう。
【投稿者プロフィール】小さな会社に特化した大阪府の集客デザイナー。グラフィックデザイナー歴17年。独立して7年で約180社の広告宣伝・ブランディングに携わる。ブログとYouTubeを活用した広告費0円のネット集客が得意で、自社HPの閲覧数は50,000PV/月(一般的なHPは1,000PV程度/月)。小規模事業者持続化補助金を活用した制作実績40社以上、申請サポート実績は200社を超えている。