集客ブランディング®︎で小さな会社をブランドに変える。
大阪府茨木市のブランドデザイン会社Brand Design TSUMIKI 代表の廣里隆明です。
あなたがもし、このような名刺を使っているのであれば、このまま最後まで読み進めてください。必ず有益な情報を得ることができます。
会社の事業やサービス・商品、あなた自身を知ってもらうための大切なツール【名刺】。
この名刺を「単なる会社名と名前・連絡先を伝えるもの」と勘違いしてしまい、貴重なビジネスチャンスを逃してしまっている方が非常に多い!と感じます。10人と名刺交換すれば、そのうち9人の方がその「チャンスを逃している名刺」に該当します。
あなたの名刺は大丈夫ですか?
今回は世の中に溢れている残念な名刺の特徴と、
「名刺」を自己紹介ツールとしてではなく、集客や販促、見込み客の獲得、そしてあなたのファンを増やすための「ブランディング名刺」に変える5つの方法をお伝えします。
目次
残念な名刺
1:会社名や名前・肩書き・連絡先しか書かれていない
2:何の専門家か分からない
3:名刺の片面(おもて面)しか使っていない
4:意味のない英語表記がある
5:顔写真(イラスト)がない
集客につながるブランディング名刺の作り方
1:名刺のゴール(目標)を決める
2:キャッチコピーで「何の専門家なのか」を明確に
3:プロフィールを載せて他の人と差別化
4:顔写真(イラスト)を載せる!
5:なぜ、その商品・サービスを扱っているのかを伝える(理念)
ブランディング名刺は2つ折がおすすめ!
集客・販促につながらない残念な名刺の特徴
残念な名刺1:会社名や名前・肩書き・連絡先しか書かれていない
名刺交換をした人の割合で圧倒的に多いのがこのパターンです。
会社の名前やロゴマークを上部に大きく配置して、その下に「代表取締役」「代表」と言った肩書き、そして名前。
下の方に住所や連絡先・ホームページURLといった概要を載せて完成!
これは全然ダメです。
あなたの会社が誰でも知っているようなブランド力のある大企業であれば、この名刺でも良いでしょう。
でも、小さな会社の経営者や個人事業主の方がこのような名刺を一生懸命配っても
よほどインパクトのある商品・サービスを扱っていない限り相手の印象に残ることはありません(=仕事につながらない)。
残念な名刺2:何の専門家か分からない
もし、私が名刺の肩書きに「デザイナー」と書いていた場合、受け取った方は「どんなデザインが得意なのか」「WEBデザイナーなのか、グラフィックデザイナーなのか」「対象となるお客様は誰なのか」さっぱり分かりませんよね?
これを「小さな会社に特化したブランディングデザイナー」とした場合、受け取った方は「小さな会社との仕事が得意なんだ」「ブランディングを専門としている」など、具体的な仕事内容をイメージすることができます。
- 整骨院
- 美容師
- 車取り扱い専門店
ではなく、
- 肩こり専門の整骨院
- ◯◯◯賞受賞。これまでに1200人のカット経験を持つ美容師
- 国産の中古車専門の車取り扱い店
と、具体的な数字や専門知識をキャッチコピーで掲載する方が、受け取った方も仕事内容をイメージしやすくなります。
残念な名刺3:名刺の片面(おもて面)しか使っていない
これも非常に多いです。名刺の裏面にも同じように文字や写真を使えばそれだけでも2倍の情報を相手の方に知っていただくことが可能です。「何を書けばいいか分からない」という方は、創業の想いや商品・サービスの特徴、趣味、経歴などを書きましょう。(文字を多く入れすぎて、文字サイズが小さくなりすぎないように注意してくださいね)
残念な名刺4:意味のない英語表記がある
名刺のおもて面に日本語を記載して、裏面に英語を載せるパターン。
「せっかく裏面のスペースが空いているし、何となくカッコイイ」という理由で英語表記で作っていませんか?
「実際に、海外のお客様と取引や商談がある」という方はこれでも大丈夫ですが、
単なる自己満足で英語表記を載せてしまっているのであれば、これもやめておきましょう。
残念な名刺5:顔写真(イラスト)がない
顔写真の入っている名刺は「名刺を渡した後」に思い出してもらえる確率が大きく変わってきます。
1対1の名刺交換であれば顔も名前もすぐ覚えていただけるでしょうが、そういった機会は意外と少なく、複数人の方と同時に交換したりすることが多いです。交流会に参加するとなると、何十人という経営者の方と名刺交換することになります。
顔写真が1つでも載っていれば「この顔の人覚えている」と思い出してもらえますが、
名前や肩書きだけで顔を思い出していただくことは、ほぼ不可能です。
一週間程度なら覚えておいていただけるかもしれませんが、1ヶ月も経てば完全に忘れられてしまうでしょう。
それくらい、人の顔というのは相手の記憶に残りやすいものです。
集客につながるブランディング名刺の作り方
名刺のゴール(目標)を決める
まっ先にしていただきたいのは「名刺を受け取った人が、その後どのような行動を起こして欲しいのか」を決めることです。例えば
- 「詳しくはホームページをご覧ください」
- 「ブログで集客についての情報発信しています」
- 「無料相談はこちら」
という感じです。
名刺をお渡ししたその場で仕事につながるということはほとんど無いので、名刺を渡した後も引き続き関係性を継続する必要があります。
業種によって異なりますが、私のおすすめは「ウェブサイトヘの誘導」です。
名刺には少しのスペースしかありませんので、掲載できる情報には限りがあります。ウェブサイトを訪問していただくことができれば、より詳しく、あなたの事業やサービスについて知ってもらうことが可能になります。
ウェブサイトに誘導する場合は、大きくURLやQRコード、検索ワード(【茨木 デザイン会社】など)を配置するようにしましょう。URLを記載しているだけでは不親切です。わざわざURLを打ち込んで検索してくれる人は稀なので、そういったストレスを感じさせないように気をつけましょう。
キャッチコピーで「何の専門家なのか」を明確に
名刺に入れるキャッチコピー、AとB、どちらの方が分かりやすいですか?
A「大阪府茨木市のデザイン会社 Brand Design TSUMIKI」
B「集客ブランディングで小さな会社をブランドに変える。大阪府茨木市のデザイン会社 Brand Design TSUMIKI 」
Bの方が、どんなことをしているのか明確ですよね?
(どんなサービスで)集客ブランディング
(誰に)小さな会社
(どんな事ができるのか)ブランドに変える
名刺を受け取った方が“一瞬”であなたの事業内容が想像できるようなキャッチコピーを名刺に記載しましょう。“一瞬”というのがポイントです。
プロフィールを載せて他の人と差別化
あなたのプライベートな要素や趣味、なぜ起業したのか、などを短くてもいいので記載するようにしましょう。
これは、お渡しした方に「共感のポイント」を見つけてもらうためです。名刺をお渡しする方とは初対面なのでお互いに「この人を信用して大丈夫かな?」警戒し合っている状況です。
そこで、プライベートな情報を先に伝えてしまって、まずは自分自身に興味をもってもらう→その後、商品やサービスに興味をもってもらう、という流れの方が、会話も自然で相手の方も「この人は信用できるかも」と、警戒心を下げてもらえます。
私の場合だったら
- 和歌山県新宮市の出身です
- アウトドアが好きでヒッチハイクで鹿児島まで行ったことがあります
- 最近、菜園を借りて無農薬の野菜を作っています
- ロードバイクでしまなみ街道を走りました
というようなプロフィールを名刺に記載していました。ビックリするくらい、相手の方もこの部分に反応してくださるんですね。
- 「和歌山県の新宮、私も行ったことありますよ!」
- 「私もキャンプが好きで、家族とよく行っています」
- 「私も家庭菜園に興味あったんです!」
などなど。相手の方と共通の話題が1つでも見つかれば(共感ポイント)、あとは自然に会話が盛り上がっていくので、仕事のお話にも繋がりやすいです。
商品・サービスを知ってもらう→自分のことを知ってもらう
ではなく、
自分のことを最初に知ってもらって→商品・サービスに興味を持ってもらう
を意識しましょう。
顔写真(イラスト)を載せる!※絶対に
上段の「残念な名刺」にも書きましたが、顔写真を載せていない名刺が圧倒的に多すぎます。起業間もない小さな会社の経営者の方にとって、真っ先にしなくちゃいけないのは「顔」をたくさんの人に覚えてもらうことです。
どれだけ名刺のデザインや紙質にこだわったとしても「顔写真」がなければ相手の方の印象に残ることはありません。名刺整理をする時に「このオシャレな名刺は◯○さんだ!」とならないですよね?
「WEBサイトやチラシに顔写真を掲載するだけで、売上が3.5倍も変わってくる」と言われるほど、顔写真掲載には効果があります。(顔があるだけで売上が3.5倍も変わった「顔写真の法則」https://diamond.jp/articles/-/87436 より)
あなたの顔写真を名刺に載せるだけで、名刺を渡した後の反応が必ず変わってきます。
どうしても写真がイヤなら、似顔絵のイラストでも構いません。
なぜ、その商品・サービスを扱っているのかを伝える(理念)
あなたは何故、その商品・サービスを扱って起業しようと思いましたか?
「小さな会社が集客できないのは、扱う商品・サービスの品質が悪いのではなく、その魅力をお客様に伝える力(ブランド力)が圧倒的に小さいから」と感じたからです。コンサルティングとブランディングデザインで、小さな会社のブランド力を向上させて、集客や売上に貢献したいと思い起業しました。(もっと長い理由がありますが、ここでは割愛します)
これが、私の起業した理由です。この理念を実現するために、日々活動しています。
ただ単に「これまでデザイン会社でデザインの仕事を10年していたので、1人でもやってみたいと思って起業しました」と書いていたらどうでしょうか?応援したいとは思わないですよね?
きっとあなたにも、このような「熱い想い」があるはずです。
これを名刺にしっかりと記載して、多くの方に伝えましょう。「思っている」だけでは誰にも伝わりません。
名刺を使って“本気で集客”するなら二つ折りのブランディング名刺
ここまで「小さな会社の集客・販促につながるブランディング名刺の作り方」をお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?
「たかが名刺に、ここまでする必要がある?」と感じられた方もいらっしゃるかもしれませんが、私は「ウェブサイトや会社案内を作るより、まずはしっかりとしたブランディング名刺を作るべき」と本気で思っています。なぜなら、名刺はどんな時でも相手の人に渡すことができる最強の営業ツールだからです。
会社案内やチラシを初対面の人に渡すのって難しいですよね?相手の方も「売り込まれている」と感じて、決して気分の良いものではありません。
ですが、名刺は必ず受け取っていただくことができます。
名刺を「単なる自己紹介のツール」として考えるのではなく、「会社の販促ツール」という位置付けで考えてください。必ず結果は変わってきます。
なぜここまで自信を持って言えるかというと、私自身が実際にブランディング名刺をお渡しするようになって反応がガラっと変わったからです。
- 何ヶ月も経っているのに、突然仕事のご連絡をいただけた
- 「また会いたい」「仕事のことを詳しくしりたい」と興味を持っていただける
- 「何か一緒に面白いことしましょう」と共同事業のお話をいただく
- 「知り合いに紹介させてください」とお仕事を繋いでいただく
など、ブランディング名刺がきっかけで本当にたくさんのご縁をいただくことができました。
あなたも一度、今の名刺を見直して「販促ツール」として名刺を活用するようにしてみませんか?
印刷についてお問い合わせをいただくことが多いのですが、私のおすすめは二つ折りの名刺です。
1枚の名刺だと、裏面を使ったとしてもスペースが小さすぎて多くの情報は載せられません。印刷費は少し高くなってしまいます(1.5〜2倍程度)が、それ以上のメリットが二つ折り名刺にはあります。(普通の名刺の4倍の情報を載せられます)
「二つ折りのブランディング名刺を作りたいけど、自分では難しい」という方は、ご相談いただければ対応させていただきます。これまでに数多くのブランディング名刺を制作させていただいた実績(埼玉県や大分県の企業様からもご依頼をいただきました)がございますので、自信を持って制作をさせていただきます。
【投稿者プロフィール】小さな会社に特化した大阪府の集客デザイナー。グラフィックデザイナー歴17年。独立して7年で約180社の広告宣伝・ブランディングに携わる。ブログとYouTubeを活用した広告費0円のネット集客が得意で、自社HPの閲覧数は50,000PV/月(一般的なHPは1,000PV程度/月)。小規模事業者持続化補助金を活用した制作実績40社以上、申請サポート実績は200社を超えている。